Full-counting blackjack EV calculator — no Hi-Lo shortcuts
FAQ

RTP乖離とは何ですか?

RTP乖離(RTP Divergence)とは、ゲームの理論RTP(プレイヤー還元率)と、実際のセッションでプレイヤーが経験するリターンとの差を指します。たとえばRTP99.5%と謳っているゲームでも、あるセッションでは大きく上振れたり下振れたりするのは普通のことです。

この乖離はまったく正常であり、想定内のことです。ブラックジャックはハイバリアンスなゲームであり、完璧な戦略を取っていても、カードのランダムな配分によって短期的な結果は大きく変動します。理論RTPは長期的な平均値であり、通常は数万ハンドを経て初めて収束します。

Fullcount Blackjack Calculatorはすべての意思決定において数学的に正確な期待値(EV)を計算し、最善の戦略を提示します。ただし、EVは特定のセッションで何が起きるかを示すものではありません。EVからの乖離は戦略が「壊れている」わけではなく、単なるバリアンスです。

具体例で考えると分かりやすいです。RTP 99.5% なら長期のハウスエッジは 0.5% ですが、Blackjack 1 ハンドの標準偏差は約 1.15 ベット単位あります。100 ハンドのセッションでは平均で約 0.5 単位の損失が見込まれますが、1 標準偏差の振れ幅は約 ±11.5 単位 — つまり +11 から −12 単位のどこに着地しても全く普通です。完全に同一の最適戦略で打った 2 つのセッションが、偶然だけで損益分岐点の反対側に着地することもあります。

RTP はルールセットにも大きく依存します。Dealer が soft 17 で stand (S17) か hit (H17) か、デッキ数、double-after-split の可否、Blackjack の配当 (3:2 か 6:5 か) は、いずれも理論 RTP を測定可能なだけ動かします。Fullcount Blackjack Calculator は選択した正確なルールで RTP を再計算するので、表示値は一般平均ではなくあなたのテーブルを反映します。

実務的な要点は、戦略の良し悪しを単一セッションの結果ではなく、各判断が EV を最大化しているかで評価することです。最適プレイの負け夜は想定内の variance、まずいプレイの勝ち夜はいずれ反転する幸運です。乖離を追跡すれば現実的な bankroll 期待値を設定でき、通常のダウンスイング後に数学的に正しい戦略を捨てる罠を避けられます。